2012年11月27日(月)~12月2日(日)にかけて、立命館大学大学院応用人間科学研究科主催による「東日本・家族応援プロジェクト2012」を福島市で開催いたしました。
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応用人間科学研究科のレポート記事はこちら。
イベントの様子
支援者支援セミナー~長続きする家族支援のために~
立命館大学の村本邦子先生がファシリテーターとなり、支援者の方々が考えるこれからの支援のあり方を全員で話し合いました。これまで継続して支援を続けてきたからこそ、前向きな発言も多く、さらにこの場で支援者同士が繋がりあったことで、今後の支援の仕方の具体的なお話もされていました。これからの家族支援に向けて、より一層の力強さと、団結力を感じる非常に素晴らしいセミナーでした。
支援者のためのドラマ表現ワークショップ
日常や仕事のワンシーン、さらには絵本のシナリオをドラマ形式で表現しあいました。支援者自身が抱いている「思い」を言語ではなく、身体で表現することにより、参加者全員に心地よい一体感や安心感が生まれました。言語化できないものを表現することの楽しさ、思いを共有しあうことの素晴らしさを体験することができました。
子どもたちのための遊びのワークショップ
たくさんのおもちゃに囲まれて子どもたちも大はしゃぎでした。特に人気だったのが魔法の板「カプラ」。子どもだけでなく大人も協力しながら、とにかく高く高く、塔を積み立てていきました。
「クリスマスカレンダーづくり」では9名の子どもたちが参加してくださり、皆思い思いに飾り付けをしていました。特にカレンダーの日付のところにお菓子を一つ一つ張り付けていく作業の時は大盛り上がりでした。
団士郎の漫画トーク
「木陰の物語」をもとに、家族支援の在り方についてお話いただきました。団先生の軽快なトークを楽しみながら、自身の支援の物語を紐き振り返ることができる、貴重な時間を過ごすことができました。
団士郎家族漫画展
団先生が描き下ろした家族一つ一つ、一人一人の物語を、たくさんの方にご高覧いただきました。漫画展の中央に交流スペースを設け、それぞれの「家族」への思いを交わしながら、ゆったりとしたひと時を過ごしていただきました。
参加者の感想
支援者のためのドラマ表現ワークショップ
- 久しぶりにグループセッションに混ぜていただき楽しかったですし、日々を見直しました。
- もう少し支援者の方に参加していただけるとよかった。それぐらいおすすめしたいワークショップだっただけに、その点が残念。
子どもたちのための遊びのワークショップ
- お菓子で作るカレンダー、娘は楽しんでいる様子でした。私もゆっくりコーヒーをいただき楽しいひとときでした。もっとたくさんの人に参加してほしいと思いました。これからも子ども、親のために続けてほしいと思います。
- 子どもの笑顔はやっぱり最高ですね!
- めっちゃ最高だった!ちょうちょみたいな遊びをしたい。
団士郎の漫画トーク
- 昨年に引き続き団先生の家族療法のお話を聞くことができてとてもありがたかったです。特に被災から1年と8か月が過ぎ、日常での生活の変化を考える場合の支援の在り方を確認でき、ありがとがとうございました。
- 今年は団先生のたのしいトークでも裏付けされたシステムに心が少し軽くなりました。さて来年は?どんな物語があるのか、私も次への1年にどんな物語を生きているのか、振り返るのたのしみです。