Fukushima Child Support Care Center of The Great East Earthquake

2013/2/22 『聴き方』の真髄を学ぶミニカウンセリング講座を開催いたしました。

シアター・坐・フェンス代表の橋本久仁彦氏をお招きし、2013年2月22日(金)に福島県内で子育て支援をしている方や支援に関心のある方を対象とした、「15分間でもあいての話はしっかり聴ける!『聴き方』の真髄を学ぶミニカウンセリング講座」を開催しました。

研修の概要に関してはこちら

本講座では行政職員やNPOスタッフ、一般の方など幅広い層より、19名の方に参加していただきました。

研修の様子

「元々人は聴くことができる」という橋本先生の言葉から始まりました。
「なぜ聴けるのに、聴いていないのか」、「聴いているようで、聴けていないのか」を、1対1のワークを通じて学んでいきました。
「本当に聴いたとき」の反応を、身をもって体験し、その違いに参加者の方々も大変驚いていました。

  

後半は、事前に受講生2名による15分間のカウンセリングの様子を録音・逐語記録し、その「作品」を用いて、聴き手と話し手の感情の動きを一言一言、順を追って分析していきました。

  

さらに、もう一つ「本当に聴く」ことだけを行ったカウンセリングの「作品」を通して、15分間のカウンセリング後に起こった聴き手の心と言葉の変化を知ることができました。

  

「たった15分間でも相手の話をきちんと聴けたなら、人の尊厳を大切にしながら、人の深い部分に触れることができる」と、橋本先生は言います。
特別な知識やスキルではなく、ただ全身で聴くことの大切さを学ぶことができた、素晴らしい講座でした。

アンケートより

参加者数19名(うち有効回答数17名)

講座の満足度

傾聴満足度表     満足度図

参加者の職種・属性

属性    ぞくせい

参加者の感想

  • 「被災地支援」という仕事柄か、「支援」という言葉、話を聞きださなくては、というフィルターにとらわれすぎていた自分自身に気づきました。色々と勉強をしている人にカウンセリングされることで、自分の思っていること、言いたいこととは違う別の方向に決めつけられてしまうような体験があり、先生のおっしゃる意味が良く分かりました。無垢に聞くことの大切さを感じました。
  • 言葉をかみ砕いて、本当に自分のものにする。自分の中でのストーリー作りをする技術について、少しわかった感じがしました。今までもやっとしていたことが、パァっと拡がりました。
  • 「目線」を同じにするということが、全くそんなことを出来ていない自分を感じた。
  • 黒いものは黒い、白いものは白い、それが一番大事だということを改めて感じました。ありがとうございました。
  • 聞くという本質に少し近づけたような思いです。
  • コミュニケーションのマニュアル破りな先生の考えは、とても斬新でした。これからの生活にとても役立ちそうです。
  • とても面白かったので、感謝しています。ありがとうございました。

実績情報