平成24年11月23日~24日の両日、埼玉県にて「ふくたま結(Yui)プロジェクト」を開催しました。東日本大震災の影響で福島県から埼玉県や近隣都県に避難している子育て家庭を対象に、震災直後からきめ細やかな支援を続けて下さっている、埼玉県内の支援団体さんと福島県、当東日本大震災中央子ども支援センター福島窓口とで実行委員会を立ち上げ、企画したイベントです。
イベント詳細
イベントの様子
イベント初日
23日は、浦和の埼玉会館で行いました。
交流サロンでは、美味しいお菓子(福島の柏屋さんよりご提供!)とお茶を飲みながら埼玉での生活の様子をお聞きしたり、専門家よる相談ブースも設けました。また、工作コーナーでは日清製粉グループさんによる小麦粉粘土あそびやさいたまコープさんによるけん玉作りも大人気でした。
また、別会場では劇団鳥獣戯画さんによる「からだってなんだ?」のパフォーマンス劇。
資生堂さんによる「メイク・マッサージコーナー」もお母さん達に、大人気♪
親子ビクスでは、親子揃って身体を思いきり動かしていました。
そして、福島県のマスコット「キビタン」も会場を大いに盛り上げてくれました!!
イベント2日目
24日は、嵐山町の国立女性教育会館「ヌエック」で行いました。
交流サロンや相談ブースは、前日と同じですが、この日はなんと言っても福島がルーツの「ウルトラマン」が、ウルトラマン基金さんのご協力によりやって来てくれました♪
子ども達はもちろん、お父さんやお母さんも大喜び!!二回目は、JALのパイロットさんとキャビンアテンダントさんも加わり、紙飛行機教室を一緒にしていただきました。
全員で一斉に飛ばす姿は、圧巻!!とっても楽しそうでした♪
増木工業さんによるぬり絵やモビール作りもお子さんはもちろん、お母さん達にも大好評でした。
また、地球の楽好さんの絵本バスも、ヌエックにやってきてくれました!たくさんの絵本を、秋の陽だまりの中で親子で選ぶ様子はとてもほのぼのとしていました。
そして、この日は前日「パパBUSツアー」に参加したご家族も参加して一日ゆっくりと親子で過ごしていただきました。最高に輝いたパパの笑顔が、とても印象的でした!!
パパバスツアーの様子はこちらからご覧ください。
二日間という短い期間ではありましたが、たくさんの親子の笑顔に会えました。
そして、このようなイベントを今後も続けてほしい!という声もたくさん頂きました。
長期化する避難生活の中で、少しでも親子でふれあい笑顔になれるお手伝いが出来たなら嬉しいです。これからも、埼玉の支援団体の皆さんと連携をとりながら、避難している皆さんを両方から支えていきます。よろしくお願いいたします。
来場者アンケートより
来場者の元々のお住まい
このプロジェクトを知ったきっかけ
このプロジェクトを知ったきっかけ | 人数 |
---|---|
福玉便り | 10 |
コープ便り | 4 |
町からの郵送 | 2 |
友人・知人からの紹介 | 2 |
SNS | 2 |
東日本大震災中央子ども支援センターHP | 1 |
来場者の満足度
来場者の感想(原文のまま)
- つながりカフェでで知り合った方々に、久しぶりに会えたから。
- ゆったりとした雰囲気で、子どももすんなりと溶け込むことが出来ました。
- 子ども達を見て頂いて、ホッとした時間を過ごすことが出来ました。
- 情報をいただけたり、子ども達と過ごすことが出来て良かった。子どもを預かってもらって落ち着いて話が出来たり、リフレッシュ出来て嬉しかったです。
- イベントたくさんあって、楽しかったです!キビタン、可愛かった。
- ウルトラマンショー(交流会)はもちろん、作品作成ブースなど飽きのこないコーナーが楽しかった。
- 大人も子どもも楽しめるイベントがたくさんあったこと。スタッフの方の温かい心配りもあり、くつろぎやすい雰囲気があったことや、子どもに笑顔で接していただいた事。
- とにかく、ウルトラマンに会えたことが大満足です。でも、寒かった。美味しいご飯もありがとうございました。
- 今回は母子避難がメインだったので、初めてで期待していました。自主避難は、他の警戒区域と話が合わないので、いろいろ情報が知りたかったです。
今必要とされている支援、今後必要だと感じている支援
原文のまま
- 心の相談
- 子どもに対する支援
- 保育支援
- 家族で参加できるイベント、交流会があると嬉しいです。また機会があれば、参加したい。
- ようやく、心が落ち着いてきました。これからも長く私達を見守り、応援して下さい。
- 被災者同士の交流だと思います。孤立化、孤独が一番良くないです。
- 借り上げや市営住宅に住まれている方の個別の支援(カウンセリングや物資など)
- 避難している人と地元の人とのつながりが増すような活動があると良いと思います。
また、福島に残っている人と避難している人との心のつながりが維持・発展できるような活動もあると良いのではないかと思います。(本当は、福島の人からこういう催しやイベントを提供していくことが大切なんだと思います。) - 託児とか家事サポート
- 母子避難なので、母親に何かあった時に助けてくれる連絡先があれば安心できるのですが。