11月23日(土)24日(日)の2日間、福島市にて『CAPスペシャリスト養成講座in福島』を「ふくしまけん福島県子どものこころのケア事業」の一環で実施いたしました。なお、本研修は9月に実施した同研修の実践編です。
実施日時
2019年11月23日(土) 10:00~18:00
2019年11月24日(日) 9:15~17:15
実施場所
福島市市民活動サポートセンター 会議室B
講師
矢島 宏美(一般社団法人J-CAPTAトレーナー)
木村 里美(一般社団法人J-CAPTAトレーナー)
参加者数
27名
内容
CAPとはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったもので、こどもたちがいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力 といったさまざまな暴力から自分を守るための人権教育プログラムです。
子どもを対象にしたプログラム(子どもワークショップ)では、子どもたちに学年や、それぞれ発達段階にふさわしい寸劇、歌、人形劇、討論などを盛り込んで、子どもを怖がらせることなく暴力防止の具体的対処法を教えます。従来の「~してはいけません」式の危険防止教育とは根本的に異なり、「~することができるよ」と身を守るための行動選択を練習します。 安心、自信、自由の人権を子どもたちに繰り返し伝えることで、全ての子どもたちが本来持っている「生きる力」を引き出すプログラムです。
本研修では、児童相談所の職員から「児童相談所の機能と役割、その権限~虐待対応における市町村および学校との連携~」という題材で講義を聞いた後、実際に子どもや大人に提供するワークの練習と実践を行いました。
また、2日目の最後には、J-CAPTAによるCAPの現状と、福島県内にて活動する4つのCAPグループからの発表を聞きました。
今後、本研修の受講者は、希望する方のみ各グループに所属し、実際にCAPを提供していきます。