最近、教育の現場やスポーツ界での体罰問題が多く取り上げられます。その一方で、「しつけ」と称し、「しつけのためなら、ちょっと叩くのも必要だ」などという声も絶えません。
セーブ・ザ・チルドレンは、他の国際NGOや国際機関などと連携して、家庭を含むあらゆる場における「体罰」の問題に世界各国で取り組んでいます。日本国内でも、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは叩かない子育て「ポジティブ・ディシプリン」をワークショップ形式で実施し、普及を進めています。
9月には、14日より開催される「子ども虐待防止世界会議」(於名古屋)の機会をとらえ、9月19日(金)東京都内にて、NPO法人子どもすこやかサポートネットと共催でシンポジウムを以下の通り開催することとなりました。
このシンポジウムでは、家庭を含むあらゆる場面での「体罰」を世界で最初に法律で禁止したスウェーデンの実績などにも触れつつ、「体罰」に関する意識調査の報告や、医師の立場から子どもの発育に与える「体罰」の影響などの報告を行います。
日々、子ども・家庭支援現場で子どもと接している方々を中心として、この問題に関心がある皆様と一緒に、「なぜ体罰がいけないのか」、子どもへの暴力・虐待防止のための「体罰の根絶」について何ができるのかを考えたいと思います。
是非、皆さまお誘いあわせの上、会場へお越しください。
シンポジウム『子どもへの暴力・虐待防止のための「体罰の根絶」を目指して』のお知らせ(PDF 695KB)
日時
2014年9月19日(金) (17:15開場) 17:45 開演 20:15 終了予定
場所
星陵会館 (東京都千代田区永田町2丁目16−2)http://www.seiryokai.org/kaikan/map.html
プログラム
■子どもたちの声から
太田久美氏
認定NPO法人チャイルドライン支援センター専務理事兼事務局長
■体罰に関する親の意識
高祖常子氏
認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事、育児情報誌「miku」編集長
■体罰は何が問題か
明橋大二氏
NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと理事長
児童相談所委託医、小学校スクールカウンセラー
■体罰禁止へ向けた世界の動向~なぜ体罰の根絶が必要か~
ピーター・ニューウェル(Peter Newell)氏
子どもに対するあらゆる体罰を終わらせるグローバル・イニシアチブ代表
■体罰禁止へ向けた取り組み~現状と課題~
NPO法人子どもすこやかサポートネット代表理事
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン・アドバイザー
田沢茂之氏
主催
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
NPO法人子どもすこやかサポートネット
協力
育児情報誌「miku」、NPO法人エファ・ジャパン、NPO法人子どもの権利支援センターぱれっと、
NPO法人タイガーマスク基金、NPO法人ファザーリング・ジャパン、NPO法人ホームスタート・ジャパン、
認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク、認定NPO法人チャイルドライン支援センター
後援
一般社団法人 日本子ども虐待防止学会、チャイルドライン支援議員連盟、にっぽん子育て応援団
参加費
無料
定員
(主に子ども・家庭支援関係者)300名
託児
なし
お申し込み方法
下記の事項を添えて、事前に下記までメールでお申込みください。
ご氏名・ご所属・ご連絡先(メールアドレス)
pd@savechildren.or.jp
※当日席も用意できる見込みですが、事前申込みをお願いしております。
お問い合わせ
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(森・片山)
TEL:03-6859-6869
FAX:03-6859-0069