実施日時
2017年12月16日(土) 13:30~16:00
実施場所
福島市市民活動サポートセンター 多目的ホール
講師
瀬角 南さん、西崎 萌さん
(公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン)
参加者
30名
(保育士、幼稚園教諭、学童クラブ職員、子育て支援員、相談員)
内容
ポジティブ・ディシプリンは、たたかない、怒鳴らない、またその他の罰も使わず、子どもを人として尊重しながらも、将来を見据えて少しずつ教えて行き、子どもの能力や自信を育むことを目指した考え方になっています。
もともとは18時間かけて学ぶプログラムですが、今回はポジティブ・ディシプリンの考え方を紹介する内容で実施いたしました。
まずは講義形式で、体罰や言葉の暴力による子どもへの影響を、科学的根拠と心理学的根拠に基づき学びました。
その上で、たたいたり、怒鳴ったりせずに子育てるにはどうしたら良いかを、ポジティブ・ディシプリンの考えから学びました。
その後、ポジティブ・ディシプリンの4つの原則、
- 20歳の時どのような大人になってほしいか、長期的な目標を考える。
- 「なぜダメなのか」親の温かさから教え、「どうしたらいいのか」課題解決のための枠組みを提供する。
- 子どもの発達段階に合わせた考え方や感じ方を理解する。
- 今日の問題は、今日解決するよう心がける。
これらについてそれぞれ説明を受けました。
各原則の説明にはワークショップ形式も取り入れ、実際に自分の子どもが20歳になったらどんな大人になってほしいか等、参加者は親目線で参加しました。
最後は1つの事例に対し、ポジティブ・ディシプリンの考えをもとに課題解決するためにはどうしたらいいかをみんなで考え合いました。
参加者の感想
- 長期的な目標へ向かう大切な機会、そう思うと少し心が楽になります。もっと詳しく聞ければと思いました。
- もう少し勉強したいと思いました。内容が良かったので、あっという間の研修でした。
- 保護者支援として、役立てる事ができると感じた。
- みなさんとのディスカッションをすることで色々な考え方もあり、よく勉強になりました。