ノーバディーズ・パーフェクト(以下NP)プログラムは、1980年代にカナダで開発された、「親子支援プログラム」です。子育て中の親自身の気づきや洞察を促し親自身の自立を促す内容となっております。
本研修は、実際にNPプログラムを準備・計画・進行できるファシリテーターを養成する講座です。4日間の日程で、講義と実践を交えて行いました。

実施日時

平成29年11月11日(土)、12日(日) 9:30~16:30
平成29年11月18日(土)、19日(日) 9:30~17:00

実施場所

郡山女子大学 大会議室

講師

芹澤 文子先生(NPO法人子ども家庭リソースセンター)

参加者

12名
保育士、幼稚園教諭、児童相談所職員、NPO団体職員、相談員など

内容

1日目は、NPプログラムとはどういう内容でどういったものを使うのかといった、プログラムそのものについて知り、そのうえで目的や目標、実践の原則について学びました。ファシリテーターの目的や役割についても学びました。

2日目は、より具体的にファシリテーターとは何かを学びました。NPプログラムのセッションの流れを実際に体験しながら、必要な知識とスキルを身に着けました。

3日目は、初対面の人とでもコミュニケーションがとりやすくなる、アイスブレイクの手法を学びました。さらに、実際にNPプログラムを実施するにあたっての、プログラム計画やニーズ調査など準備の段階からプログラムの終わりまでに必要なことを学びました。

4日目では、ファシリテーター・参加する親・観察者の役割をローテーションしながら、全員がファシリテーターを実演しました。各実演が終わるごとに、それぞれの視点から気づいたことを共有し合い、最後は、講師より今後の活動について説明を受け、修了証をいただきました。

 
受講した方は、実習を経た後に、NPプログラムのファシリテーターとして活動することが出来ます。

参加者の感想

  • 4日間、長いと思っていましたが始まってみるとあっという間で、もっとたくさんのことを勉強したいと思いました。親支援だけではなく、対人支援全てに使えることを学べた充実した日々でした。
  • アイスブレイクやロールプレイなど、実際に動く活動なので楽しく行うことができました。
  • 来年もこの養成講座を開催していただき、1人でも多くの方が受講してその輪が広がり、現在おきている保護者の課題や問題を解決出来る場が広がれば、と願っています。