3月11日の東日本大震災によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の「過酷事故(シヴィア・アクシデント)」はその後の福島の様相を一変させました。
福島の人々の健康と福島の大地を蝕み続けている放射能汚染の問題に対して、県民は絶えず事後的でしかも不確かな情報に翻弄され、混乱の度を深めながらこれまでの8ヶ月を経過して来ましたが、なお事態の収束に程遠いのが現状であります。
そのような状況の中でも、福島は今、放射能を恐れながら県民の健康と汚染されたふるさとの大地取り戻すという、果てしなく続く困難でかつ重たい課題を背負いながら、一歩一歩前に進まざるをえない局面に立たされております。
課題は多面にわたり、かつ錯綜しておりながら、しかも、それらの解決無しには復興に向けての歩を進めることすら困難な状況に直面しております。
将来の復興を見通しながら、当面するこの困難な課題に対して、幅広い観点から自由な意見を交換しあい、一つ一つ問題を解きほぐし、一致点を模索していく必要性がますます強まっているように思われます。十分な仕組みを作ってからとも考えましたが、むしろ走りながら態勢の充実も図って行こうと決断した次第です。(2011.11.17)

日時

平成26年7月17日(木)

テーマ

県外避難者の現状と課題

冨田愛

NPO法人ビーンズふくしま/県内外避難者支援コーディネーター

会場

福島市アクティブシニアセンター「AOZ(アオウゼ)」MAXふくしま4F 大活動室1
福島市曾根田町1‐18

よびかけ人

片岡正彦・今野順夫・齋藤紀・鈴木浩・中井勝己・真木實彦・渡邊純

事務連絡先

今野順夫
mail:tkonno67@gmail.com
URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~tkonno/FK-forum.html

予告

第71回フォーラム  2014年8月7日(木)18:30-20:30
「土湯温泉における再生エネルギー(バイナリー発電、小水力発電)事業」
報告者:佐藤英雄氏(福島信用金庫常務理事)
会場:福島市アクティブシニアセンター「AOZ(アオウゼ)」
視聴覚室(MAXふくしま4F/福島市曾根田町1‐18)

今までのテーマ&報告者

「福島県復興ビジョンについて」(鈴木浩氏)/「原発災害と地域社会」(真木實彦氏)/「人間復興に向けた損害賠償運動の意義」(根本敬氏)/「双葉郡8町村住民実態調査について」(丹波史紀氏)/「損害賠償問題の現状と課題」(渡邊純氏)/「原発事故に伴う浪江町の復旧・復興に思うこと」(小澤是寛氏他)/「食品の放射線物質の暫定規制値の見直しについて」(佐藤理氏)/「福島復興再生特別措置法案について」(中井勝己氏)/「原発・放射線災害と子ども・学校・地域」(境野健兒氏)/「原発事故による医療機関の被災と再生に向けた取組み」(松本純氏)/「震災後の福祉・介護の現状と課題」(岩下哲雄氏)/「福島県農業の再生に向けての現状と課題」(小山良太氏)/「帰村宣言した川内村の現状と課題」(遠藤雄幸氏)/「移転避難商工業復興の課題と方向」(佐藤健一氏)/「『放射能からきれいな小国を取り戻す会』の活動と今後の課題」(佐藤惣洋氏)/「震災体験から考える自治制度の課題」(今井照氏)/「福島県における精神科医療・保健・福祉の現状と課題」(大川貴子氏)/「放射能災害下の子どもたち」(大宮勇雄氏・齋藤美智子氏)/「福島の復興に向けた課題の全体像」(羽鳥圭氏)/「被災者の立場からの事故調査報告」(蜂須賀禮子氏)/「原発廃炉に向けた法的課題」(広田次男氏)/「原災地域振興のグランドデザイン考」(山川充夫氏)/「ふくしまの観光業の現状と課題」(渡邉和裕氏)/「川俣町の現状と課題」(古川道郎氏)/「原発事故子ども・被災者支援法の概要と問題点について」(今野順夫)/「除染と復興をめざす活動と課題」(安斎一男氏)/「なぜ福島で大規模データの収集・公開が必要なのか」(兪炳匡氏)/「福島県における水産物放射線汚染の現状と対応」(五十嵐敏氏)/「原発事故と4つの事故調査委員会報告」(真木實彦氏)/「放射線のリスクをめぐるコミュニケーション」(村山武彦氏)/「葛尾村における避難と復興に向けた取組み」(金谷喜一氏)/「震災復興における高校教育の現状と課題」(齋藤毅氏)/「『新生ふくしま』の原動力としての『社会的企業』の意義と可能性」(坪田哲司氏)/「放射線被曝とその影響について」(齋藤紀氏)/「放射線影響予測システムSPEEDIとは?」(佐藤康雄氏)/「中小企業の被害状況と復興に向けた課題」(初澤敏生氏)/「桑折町における除染作業と廃棄物の仮置き場問題」(渡邉美昭氏)/「原発事故の惨状と新安全基準骨子案について」(伊東達也氏)/「おだがいさまセンターはどこに進もうとしているかー被災者支援のいま」(天野和彦氏)/「現時点における原子力損害の賠償状況とその問題点」(渡辺淑彦氏)/「大熊町における学校再生の挑戦」(武内敏英氏)/「ジャーナリストから見た震災復興の課題」(藍原寛子氏)/「『おカネの世界』から『いのちの世界』へ」(菅野典雄氏)/「復興に向けた地方自治体の課題」(清水修二氏)/「福島原発災害と復興への課題」(鈴木浩氏)/「放射能難民から生活圏再生へ ~マーシャルからフクシマへの伝言~」(中原聖乃氏)/「放射能汚染水問題について」(柴崎直明氏)/「南相馬市における現状と課題」(桜井勝延氏)/「東日本大震災・原発事故から文化財を守る」(菊地芳朗氏)/「『プロメテウスの罠』から見えたもの」(依光隆明氏)/「子ども被災者支援法の現状と弁護士会の活動」(槇裕康氏)/「ふるさとの復興(福幸)に向けて~かあちゃんの力・プロジェクトが目指すもの~」(塩谷弘康氏)/「飯舘村での放射能調査と初期被曝評価プロジェクト」(今中哲二氏)/「エネルギー革命による地域の自立~会津電力設立の経験から~」(佐藤彌右衛門氏)/「原発事故県外避難者が抱える問題と構造」(佐藤彰彦氏)/「東京新聞はなぜ脱原発か」(井上能行氏)/「福島県の畜産の現状と復興の課題(研究所の視点から)」(志賀茂氏)/「汚染土壌の減容化について」(椿淳一郎氏)/「福島における商業・サービス業の復興再生を目指して」(松原茂氏)/「自治体再建・原発避難と『移動する村』」(今井照氏)/「双葉町における被災の現状と復興への課題」(伊澤史朗氏)/「震災下の労働問題につて」(針生達矢氏)/「地域再生と避難者の生活再建」(伊藤寛氏)/「避難者から福島復興を考える」(渡部寛志氏)/「飯舘村は負けない」(松野光伸氏)/「内部被ばく検査の現状、結果から見えることとその問題点」(坪倉正治氏)/「大熊町の被災の現状と復興の課題」(渡辺利綱氏)/「『理解の復興』と『生活の復興』・各論を超えて」(開沼博氏)/「外国出身県民にとっての東日本大震災・原発事故」(斎藤隆氏)