厚生労働省では、今年度も昨年度に引き続き、平成23年3月に発生した東日本大震災における被災者の支援活動等を行った団体等に対して、その功労に報いるため厚生労働大臣より感謝状を贈呈することとなりました。
今回は医政局、健康局、医薬食品局、社会・援護局の所管事業に関する貢献をした820の団体等に対して贈呈を決定し、当団体は社会・援護局の所管事業に関する貢献が認められました。
感謝状の贈呈は、今月の27日福島県庁にて行われました。
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詳細は厚生労働省サイト「東日本大震災における被災者の支援活動等に対する厚生労働大臣感謝状の贈呈について

ビーンズふくしまの行ってきた東日本大震災の被災者支援の取り組みに対して、厚生労働大臣より感謝状をいただきました。
仮設住宅の子ども支援「うつくしまふくしま子ども未来応援プロジェクト」そして福島県内外の避難親子の支援に取り組んできた、東日本大震災中央子ども支援センター福島窓口としてのこれまで2年の取り組み。
双方とも評価していただいた結果です。
ビーンズふくしまは、不登校の子の学びの場「フリースクール」として創業しましたが、「不登校」ということを特別視するのではなく、「学校に行きたくても行けない」そんな子たちに、学校外でも学ぶ機会や友達と関わる機会を保障したいという思いで1つ1つの活動をつくってきました。何か特別の支援ということではなく、その子がその子らしく、子どもとしてあたりまえに生きていく環境の保障、そしてそこで共に育っていく。そんなところが根底にあります。
震災・原発事故は、福島の子どもたちにとって本当に大変なことになると思いました。家族とあたりまえに生活し、学び、遊び、友人と関わり、いろんな経験をし、育っていく。そんなことが大きくゆらぎ、できなくなってしまった。そして、そのことが後々に大きく影響することを、そのままにしておくことはできませんでした。
すぐに元通りにはできなくても、今できることを、少しでもあたりまえの環境を取り戻せるように関わり、支える取り組みをしよう。ビーンズの避難者支援の根底に流れるものは、創業のときの思いにそのまま通じます。
復興も、被災した方々がそれぞれ歩みはじめるのもまだ道半ばです。
震災の風化や支援の縮小も懸念されます。それでも私たちは、被災した方々に、そしてこの福島に寄り添い続けようと思います。
皆様、どうぞこれからもよろしくお願いします。