社会生活を営む上で困難を有する方のために、様々な政策・制度が施行されています。
近年では生活困窮者の相談窓口として『生活困窮者自立支援制度』が施行され、ひきこもりに特化した相談支援の中核として『ひきこもり地域支援センター』が全国的に設置され始めました。
しかし、一言で「困窮」や「ひきこもり」と言っても、その背景課題は複雑です。
それぞれの制度内で「対象者」の明確な線引きが難しい中、本当に支援を必要としている方が制度の狭間に落ちない(孤立しない)ためには、どうしたら良いのでしょうか? 『個人の課題』としてだけではなく、『個人と社会の間にある課題』として捉えて活動をしている講師のお二人をお招きし、制度の穴をふさいでいく支援のあり方を一緒に考えていきましょう。

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タイトル

支援の穴をふさいでいく支援のあり方
~「困窮」と「精神保健」の2つのひきこもり支援の現場~

日時

平成27年12月12日(土) 13:00~17:00
※受付12:30~

会場

福島市子どもの夢を育む施設「こむこむ」企画展示室
(福島県福島市早稲町1番1号)

対象

若者のひきこもり・困窮者支援、自立支援に興味関心がある方等

講師

中村 雄介(ナカムラ ユウスケ)氏

NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝
 
2010年入職後「こども・若者の豊かな自己選択のサポート」「循環する地域教育のしくみづくり」をミッションに困窮状態にあるこども、若者を対象としたプログラムや相談事業に従事。
2015年より生活困窮者自立支援事業相談員と若者の居場所や仕事づくりなど出口づくりの事業に関わる。

原見 美帆(ハラミ ミホ)氏

元和歌山市保健所ワーカー/関西学院大学大学院院生
 
昨年12月までの12年間、和歌山市保健所保健対策課精神保健福祉相談員として精神保健福祉業務に従事。

自殺対策やグリーフケアの学びをより深め、少しでも「一人一人の生きることを保障し、幸福を追求する地域づくり」に取り組むため、今年4月から関西学院大学大学院人間福祉研究科博士課程前期課程に在籍。認定精神保健福祉士、社会福祉士。

お申し込み方法

12月11日(金)まで、下記エントリーフォームにてお申込み下さい。
http://goo.gl/forms/sfVk2J2q0f

主催

若者支援全国協同連絡会

お問い合わせ

NPO法人ビーンズふくしま
(第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会inふくしま 現地事務局)
TEL:024-954-3890
FAX:024-954-3891
MAIL:fukushima@jycforum.org

第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会のご案内

「ひきこもり」に象徴されるような社会からの孤立している若者を対象に支援を行っている支援者が、年に一度集まり、実践や政策、社会運動について学びあうことを目的とした全国規模の実践交流の場です。

ひきこもりの背景には、教育・医療・家族・就労・貧困など様々な課題は複合化して存在しています。毎年、若者に関わる様々な分野の支援者が参加されていますが、「支援者」と「支援を受ける当事者や家族」という関係性を超えて、一緒に社会や地域のことを考えていける「協同」的な関係性を目指しております。

第11回大会は、平成28年2月27日~28日にかけて福島県福島市で開催されます。
詳しくは、こちらのウェブページをご覧ください。