子どもにとって遊びは生活そのものです。
大震災の後、子どもたちの遊び場は、津波等によって壊されただけでなく、仮設住宅設置などに大半が使われたり、放射能の影響により遊び場が限定される等、その環境は厳しく制限されています。
また、子育て家庭の孤立を防ぐための子育て支援施設は、地域での暮らしを支え、子どもの成長発達を保障する大切な生命線ともいえる施設です。
大震災後には、NGOが、いち早く被災した子どもたちに絵本等遊具や遊び道具などを配布し、時には小学校の片隅や仮設園舎など限られた場所を使って遊びを大切にした支援を行い、子どもたちの心と体を守り育ててきました。
大震災後3年目に入り、まだまだ整備が進まない子どもたちの遊び環境。そして、集いの場や支援者を失った親と子を地域で支える居場所や子育て支援の在り方が問われています。
今回は、親子を対象にした遊びと居場所支援をめぐって、現地からの報告を受けとめ、今後何を私たちが取り組まなければならないのか、情報・意見交換会を行いたいと思います。

第8回 東日本大震災子ども支援意見交換会のご案内

第8 回 東日本大震災子ども支援意見交換会のご案内(PDF 108KB)

第8回 東日本大震災子ども支援意見交換会のご案内
-子どもの遊びと親子の居場所支援を中心にして-

日時

2013年5月30日(木)11時~13時

場所

参議院議員会館地下1階107会議室(予定)
*10時30分から10時50分までに受付においでくださるようお願いします。

司会進行

森田明美(東日本大震災子ども支援ネットワーク事務局長 東洋大学教授)
荒牧重人(東日本大震災子ども支援ネットワーク運営委員 山梨学院大学教授)

報告

1.被災地における遊びと親子の居場所支援

  • 企業による遊びバスの巡回:イケア
  • 避難した母たちが作り出す居場所:山形県
  • 保育所併設の子育て支援:宮城県
  • 遊びを中心とした継続的な支援:日本ユニセフ協会

2.自治体での遊びと親子の居場所支援

  • 福島県郡山市(予定)
  • 岩手県陸前高田市(予定)

3.政府からの遊び支援、子育て支援に関するコメント

厚生労働省、文部科学省、内閣府、復興庁(予定)

4.震災子ども支援への国会議員からの発言

討議

主催

東日本大震災子ども支援ネットワーク      
事務局:東洋大学白山校舎2号館608号 森田明美研究室
TEL・FAX 03-3945-7481 E-mail :info@shinsai-kodomoshien.net