8月8日より郡山市にて『CAPスペシャリスト養成講座in郡山』を「福島県子どものこころのケア事業」の一環として実施しました。

実施日時

2020年8月8日(土)10:00~18:00
2020年8月9日(日)10日(月)9:15~17:15

実施場所

公益財団法人 文化・学び振興公社 郡山市けんしん文化センター 集会室

講師

太田 美津子氏(一般社団法人J-CAPTAトレーナー)
田中  明子氏(一般社団法人J-CAPTAトレーナー)

参加者数

29名

CAPとは?

CAPはChild Assault Prevention(子どもへの暴力防止)の頭文字をとったもので、こどもたちがいじめ、痴漢、誘拐、虐待、性暴力 といったさまざまな暴力から自分を守るための人権教育プログラム。
子どもを対象にしたプログラム(子どもワークショップ)では、子どもたちに学年や、それぞれ発達段階にふさわしい寸劇、歌、人形劇、討論などを盛り込んで、子どもを怖がらせることなく暴力防止の具体的対処法を教えます。従来の「~してはいけません」式の危険防止教育とは根本的に異なり、「~することができるよ」と身を守るための行動選択を練習します。 安心、自信、自由の人権を子どもたちに繰り返し伝えることで、全ての子どもたちが本来持っている「生きる力」を引き出すプログラムです。

本研修では、CAPの歴史、児童虐待に関する法律制定の背景となった出来事や、法改正のきっかけなどを具体的な出来事・事件から学びます。併せて虐待、DVの種類やそれに関する正しい知識を得ることもできます。

研修は座学だけではなく、講師が「こどもCAPふくしま」の協力のもと、ロールプレイ形式を用いた研修となります。実際受講者もロールプレイを行うことで、講座のスタイルを学んでいきます。

受講者からのレポートより

1日目

歴史的事象等を通して、子どもの虐待防止教育の思想と理論学びました。
午後は、午前中に得た知識を前提に「虐待に関するビデオ」を視聴し、受講者の方々と意見交換することで知識を深めることができました。

2日目

子どもの虐待問題を扱う上で必要な基礎知識として、子ども虐待の分類や児童虐待防止法について理解を深めました。
次に、受講者3~4人のグループで【子どもワークショップ】の実演を行いました。実践形式で具体的なワークショップ開催について学ぶことができました。

3日目

前日同様にグループごとの実演形式で、【子どもワークショップ】後の「トークタイム(子供の相談を受け付ける時間)」における実施目的などについて学びました。このような活動は、大人の理解があってこそ成り立つもの。子どものCAP理解を深めるため、事前に保護者や教師を対象に開催される【おとなワークショップ】について、保護者や教師からの質問への対応など、具体的実例を元に学びを深めることが出来ました。

*本研修受講者は、11月に実施する実践編を受講することにより、実際に子ども・保護者・教員・大人にCAPのワークを提供できるようになります。

参加者の感想

〇私は今回初めてCAP研修に参加しました。そして、現代社会において子どもたちの安心・自信・自由が守られているのか、子どもたちはもちろん、大人たちに対しても広く教育していく必要があると感じました。歴史的事例を検証して学ぶことで、本来、私たちが当たり前の権利として認識している人権が、いかに脅かされることがあるのかを理解することができました。今後は学びを元に、子ども達を守れる防止スペシャリストとしての意識を持ち、行動していきたいと思います。
〇充実の3日間でした。私は乳幼児施設に勤めているので、職場の中で活かせる内容がもりだくさん合ったと感じています。
〇子育て支援のボランティアで役立てることができると感じました
〇大変充実した内容の深いものでした。CAPでは心のレベルの人権をわかりやすく伝えている。「安心・自信・自由」の言葉を、ジェスチャーと一緒に大切に活かしていきたい
〇子供の虐待問題について、様々な事例に基づいて説明されており、これから活動を広げていきたいと考えている中で、子供達の現実を救済する必要性を強く感じました。