子どもと関わる仕事をしていますと、よく支援者が「無力感」を語るのを耳にします。困難な子どもの前では、大人は無力で傍に寄り添う事しかできないとの話を若い時に、よく聞かされました。納得のいく部分もありつつ、もっと支援の可能性があるのではとの思いも正直ありました。支援活動の中で困難の中に希望が見える「地域実践」を行っている支援者に会うことがあります。そういった支援者は支援の可能性を示してくれました。そして、その可能性は「地域」に眠っているように感じます。ここでいう「地域」とは、行政や企業やNPOや市民です。個と個では解決できない事も、地域の人たちが繋がり語り、手足を動かす事で、可能性が広がり希望が見える活動へと変わる可能性があります。
今回、講師にお呼びする中野謙作さんは、まさしく、そういった地域実践をされている方だと思います。一人一人に寄り添いながら、しかし個に寄り添うだけではなく、個の抱える困難を地域につなげ、制度につなげる実践をされています。
私達、チャイルドラインは「一人の声を聴く」ことが活動の中心です。その事に特化した事業ですが、地域の子ども支援団体の一員として地域の可能性を探しながら、具体的な子どもの育ちを支える一員でありたいと考えています。
みなさんと共に、寄り添いと地域の可能性について、学びの機会を共にしたいと願っています。ご多忙とは思いますが、ぜひご参集いただければ幸いです。
「ひとりに寄り添い 地域で支える 仕組み作りの実践」先進事例勉強会のご案内
日時
2013年6月28日(金) 14:00~18:00
場所
郡山市男女共同参画センター(さんかくプラザ)研修室
住所:福島県郡山市麓山二丁目9番1号 ※駐車場有り
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対象
地域で子ども・若者支援に携わる民間団体職員、行政職員、こども支援にかかわる方、地域連携に関心のある方
料金
無料
定員
50名
プログラム
時間 | プログラム |
---|---|
13:50~14:00 | 開場、受付 |
14:00~15:10 | 講演 |
15:10~15:25 | 質疑応答 |
15:25~15:40 | 休憩 |
15:40~17:00 | ワークショップ | 17:00~18:00 | 懇親会 |
※終了後、希望者で中野さんを交えて二次会を行います。
ゲスト
中野謙作(なかのけんさく)
略歴
- 一般社団法人 栃木県若年者支援機構理事長
- 厚生労働省委託事業とちぎ若者サポートステーションセンター長
- 高根沢町教育委員会教育委員(2期目)
- 高認支援プロジェクト協議会会長
- とちぎユースワークカレッジスーパーバイザー
- NPO法人とちぎボランティアネットワーク理事
- NPO法人アウシュビッツ平和博物館理事
- 現在も若者支援のため日々奔走中。
申し込み
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