Fukushima Child Support Care Center of The Great East Earthquake

平成24年度 実施状況

平成24年度 県外避難者支援について所感

震災から一年が経過してからの、本センターの事業スタートということで、すでに始まっている各県での支援や取り組みに、協力していく形での支援となった。各県ごとに、地域性というか、やりやすい支援の形があるし、また、そこで避難生活を送る親子にとっても現地の支援団体との連携が一番安心してもらえると感じたからだ。
時間の経過とともに、避難している親子の環境も抱えている悩みも変化していくことに対応できたことは、ひとえに、各団体の支援者の皆さんが避難親子に寄り添いながら長期的な視点を持って支援をして下さったからに他ならない。感謝の一語に尽きる。
また、各団体さんに一任するだけでなく、コーディネーターとして各交流会やサロンに参加して相談を受けたり、様々な話をしたり、直接支援も行った。
24年度の後半から、交流会やイベントの後に個別相談を望む人が多くなった。
それは、長期化する避難生活の中で抱えている課題や不安が、細分化になっており、それらが深くなっている傾向があると思われる。

平成25年度の展望

まずは、県外避難者支援の継続。多様化する支援のニーズをしっかりと把握し、「one to oneサポート」を目指したい!!また、福島へ帰還する母親が増えてくるものと予想されるが、その心情を思うと福島で子育てをしていくことへの不安があることは容易に想像できる。そういう母親たちの居場所つくりを、福島の支援者の皆さんと協力しながらしっかりと形にしていきたい。(帰還した母親の支援のイメージは、別紙の通り)

震災から2年が経過し、避難親子がそれぞれの選択を見つめる時期でもあると思う。
その時、その人にとって的確で必要な支援が出来る支援者でありたい!
そう思います。

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平成24年度 県外避難者親子交流事業実施状況詳細

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実績情報